ちょっと何言ってるのか分かんない」だけじゃない！サンドウィッチマン・富澤たけしの“人間力”に迫る

お笑いコンビ「サンドウィッチマン」のボケ担当として、全国に笑いを届ける富澤たけしさん。彼の代名詞ともいえる「ちょっと何言ってるのか分かんない」だけでは語り尽くせない、深い魅力と人間味を掘り下げてみました。

👶 ルーツと家族構成：転勤族の少年時代

転勤族だったため、名古屋、新潟、仙台と引っ越しを繰り返した幼少期。仙台に根を下ろしたのは小学4年生の頃。地元の方言「だっちゃ」「だべ」にカルチャーショックを受けたそうです。

高校は仙台商業高校。実は「学ランが着たい」という理由でラグビー部に入部したというユニークな動機。部活では「芸出し」と呼ばれる先輩を笑わせる伝統があり、ここで笑いのセンスが磨かれたとか。

高校の同級生だった伊達みきおさんを3年かけて口説き、コンビ結成。しかし、30歳目前まで売れず、富澤さんは「伊達の人生を狂わせた」と自責の念にかられ、自殺まで考えたことも。

そんな時、伊達さんが「30歳になる1年間、一生懸命やってみようよ」と声をかけ、解散を回避。結果、2007年にM-1グランプリで敗者復活からの優勝という奇跡を起こします。

まさに“夫婦以上”の信頼関係。ネタ作りはほぼ富澤さんが担当し、伊達さんは「富澤は天才。芸人辞めても作家で食える」と絶賛しています。

震災後は「死ぬ」という言葉をネタに使わないなど、笑いのあり方にも配慮。地元の人々からは“東北のスーパーヒーロー”と呼ばれる存在です。

見た目は強面でも、実は繊細で優しい性格。後輩への思いやりも深く、事務所に「サインは丁寧に書け」と張り紙を出すほど。

サンドウィッチマンの笑いは、ただ面白いだけじゃない。そこには、地元への愛、相方との絆、そして人としての誠実さが詰まっています。

「ちょっと何言ってるのか分かんない」なんて言わせない、富澤たけしさんの“人間力”に、これからも注目です！