✨白濱亜嵐の原点は松山の路地裏だった|EXILEへ続く“シラザイル”誕生秘話

四国の交差点

EXILEのメンバーとして、俳優・DJとしても活躍する白濱亜嵐。
その華やかなキャリアの裏には、松山の路地裏で育った少年時代と、家族への深い愛がありました。
この記事では、彼のルーツからEXILE加入までの道のりを、地域と芸能の交差点という視点で紐解きます。

 

🏡松山の路地裏に生まれた“シラザイル”

1993年8月4日、愛媛県松山市。
路地裏に佇む小料理屋「小樽の女」は、彼の祖母が営む店でした。
その店の奥で育った少年・白濱亜嵐は、日本人の父とスペイン系フィリピン人の母を持つハーフ。
姉はモデルのラブリ、弟は10歳以上年下の颯くん。国際色豊かな5人家族の真ん中で、彼は育ちました。
松山の街は、石畳の坂道と路面電車が走る穏やかな地方都市。
路地裏には出汁の香りが漂い、伊予弁が飛び交う商店街が広がっています。
そんな街の空気が、彼の感性と人間味を育んだのかもしれません。
父は公務員で厳格。漫画を読みながら食事をすれば、鉄拳制裁。
母は16歳でフィリピンから松山へ渡り、7人兄弟を養うために働き続けました。
そんな母の背中を見て育った亜嵐は、「自分も家族を支えたい」という思いを強く抱くようになります。

 

⚽サッカー少年から“EXILEになる”と宣言

小学校ではサッカーに夢中。中学では駅伝部にも所属し、長距離走で鍛えた体力は後のダンスに活きました。
そして運命の出会い――EXILEのライブを観た瞬間、「俺、EXILEになる」と宣言。
学校では「進路先:EXILE」と書き、あだ名は“シラザイル”に。
卒業アルバムには「絶対EXILEになれよ!」という寄せ書きが並びました。
EXPG松山校では、放課後になると鏡の前で何時間も踊り続けた。
講師から「君は表現力がある」と褒められた日、彼は初めて“自分の可能性”を信じたといいます。

 

🎭姉と2人暮らし、東京での修行時代

高校1年の夏、姉ラブリとともに上京。日出高校に転校し、3年間の姉弟2人暮らしが始まります。
劇団EXILEオーディションでは最終候補に残り、夢への距離が少しずつ縮まっていきました。
文化祭ではダンスユニットで“お笑い部門”優勝。
「チャララン」と呼ばれるほど弾けた高校生活の裏で、夢に向かって黙々と努力を重ねていました。
ラブリは、弟の夢を誰よりも信じていた。
東京での生活費を支え、オーディション前には「アンタなら絶対いける」と背中を押した。
2人で泣いた夜もあった――その絆が、彼の原動力になっていたのです。

 

🌟EXILE加入、そして“白濱亜嵐というジャンル”へ

2012年、GENERATIONSの正式メンバーに。
2014年、EXILE加入。2020年にはPKCZ®にも参加し、DJとしても活動開始。
俳優としても『GTO』『ひるなかの流星』『真夏のシンデレラ』などで主演を務め、多面的な才能を開花させていきます。
本人はこう語っています。
「“EXILEになりたい”って言ったとき、みんな笑った。でも俺は本気だった。地元の仲間が信じてくれたから、ここまで来られた。」

その言葉には、松山という街と家族への感謝が込められているようです。

 

💑恋愛観と“音楽でつながる結婚”への憧れ

過去にはAKB48の峯岸みなみさんとの熱愛報道もありましたが、現在は独身。
彼が語る理想の結婚相手は、「一緒に曲作りができる人」。
山下達郎さんと竹内まりやさんのように、夫婦で音楽を共有できる関係に憧れているといいます。
さらに、「焼酎からレモンサワーを作れる人」「礼儀正しくて優等生タイプ」など、内面重視の結婚観を持っているのも印象的です。

 

🕊️フィリピンの“ニーノン”としてのもう一つの顔

母の故郷フィリピンでは、親戚の子ども3人の“ニーノン(第二の父)”としても慕われています。
誕生日には手作りのケーキを持参し、学校の制服代を支援することもあるそうです。
別荘を建て、家族のために支援を続ける姿は、芸能人という枠を超えた“家族の柱”そのもの。

 

🗺️地元と全国をつなぐ“松山発スター”

白濱亜嵐の物語は、松山の路地裏から始まり、世界へと広がっていきました。
彼のルーツ、家族、努力、そして夢――そのすべてが、今の彼を形づけています。
EXILEへ続く道は、地域と文化、家族と情熱が交差する一本の道だったのです。
あなたの地元にも、こんなスターの原点があるかもしれません。

 

📝あとがき:地域と芸能人の交差点から

このシリーズでは、地域に根ざした芸能人の“原点”を掘り下げながら、
地元と全国をつなぐ物語を紡いでいきます。次回は、どんな路地裏からスターが生まれるのでしょうか。

 

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