「やってやるって！」の掛け声とともに、全力疾走で登場する男──江頭2:50さん。その奇抜な芸風とは裏腹に、実は佐賀県の誇りとも言えるほどの人気と人望を持つ人物です。

🎭 破天荒な芸風と圧倒的存在感

江頭さんは、黒タイツ一枚という衝撃的なスタイルで知られるお笑い芸人。テレビ番組『めちゃ×2イケてるッ！』などで活躍し、“暴走キャラ”の代名詞として一世を風靡しました。

しかしその芸風は、ただの奇抜さではなく「笑いで社会を揺さぶる」という信念の表れ。時に放送コードギリギリの挑戦をしながらも、視聴者の心に残る“熱”を届けてきました。

🧡 優しさと行動力──震災支援のエピソード

2011年の東日本大震災では、プライベートで物資をトラックに積み込み、被災地へ届けたという逸話が語り継がれています。メディアに頼らず、黙って行動するその姿勢に、多くの人が心を打たれました。

「本当に困ってる人のために、俺は動く」──その言葉には、佐賀県民らしい誠実さと情熱が込められています。

2020年に開設されたYouTubeチャンネル『エガちゃんねる』は、開設からわずか9日で登録者100万人突破という快挙を達成。嵐や佐藤健さんに次ぐスピード記録として話題になりました。

動画では、過激な企画だけでなく、人間味あふれるトークや挑戦が人気を集め、若い世代にもファンが急増。破天荒の中にある“優しさ”が、より多くの人に伝わるようになったのです。

江頭さんは佐賀県大使にも任命されており、地元の魅力を全国に発信する役割も担っています。佐賀のイベントや観光PRにも積極的に関わり、“佐賀の顔”としての存在感を放っています。

破天荒な芸風で知られる江頭2:50さん。かつては「佐賀出身と言ってほしくない」とまで言われた彼が、今では佐賀県民が選ぶ地元スターNo.1に輝くまでに──その背景には、県民の心の変化と、江頭さん自身の行動がありました。

佐賀市役所の職員は、かつて「はっきり言って嫌われてたんじゃないかな」と語っています。奇抜な芸風が“佐賀らしくない”と感じられたのか、地元では距離を置かれていた時期もあったようです。

そんな江頭さんが、今では「佐賀の誇る有名人」と称されるようになったのは、行動力と誠実さが県民の心を動かしたから。

YouTubeチャンネル「エガちゃんねる」では、佐賀市長とのコラボ動画を公開。PR動画は194万回再生を突破し、佐賀の認知度アップに大きく貢献。
佐賀インターナショナルバルーンフェスタには、自費で参加。35年越しの夢を叶え、「佐賀に帰ってきました！」と叫ぶ姿に、観客から「エガちゃん！」の大歓声が巻き起こりました。